メンテナンススタンド不要!バイクの後輪を浮かす方法
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Ninja400
バイクのチェーン掃除の際、皆さんはどうやって後輪を回していますか?
センタースタンドがついている車種ならいいですが、私のNinja400はサイドスタンドしかついていません。
恥ずかしながら私は最近まで、「ちょっと洗って少し前進して、またちょっと洗って少し前進して・・・」を繰り返していました。
後輪が浮かせられたら簡単なのになー、と思いながら。
バイクのリヤタイヤを浮かせるのは、メンテナンススタンドを使うのが最もメジャーな方法でしょう。
メンテナンススタンドはこんなヤツ。↓
それに保管場所にも困るし。嫁に怒られそうだし。
で、いろいろ考えた結果、メンテナンススタンドを使わずに超激安で、うまくいけば0円で、バイクのリヤタイヤを浮かせる方法を考案しました。
準備するもの
輪ゴム
なんの変哲もない輪ゴムです。
買わなくていいです。落ちてるやつで。
なければヘアゴムでも、最悪セロハンテープでもいいです。
木の切れ端、またはしっかりした棒状の物
リヤタイヤの半径くらいの長さがあれば十分です。
バイクの車体重量を支え切れるくらいの強度は必要です。
お勧めはホームセンター等で売っているツーバイフォー木材の切れ端。
端材が100円程度で売っています。
たったこれだけ!以上!
早速バイクのリヤタイヤを持ち上げる
サイドスタンドをおろす
まずは平面にしっかりとサイドスタンドを下す。これ、超重要。
輪ゴムでブレーキを固定
そしてリアを持ち上げた際にバイクが動かないようにするため、輪ゴムもしくはヘアゴム、なければセロハンテープでもなんでも使ってブレーキを固定します。
こんな風に。
輪ゴム程度の力でしっかりとロックできます。
木の切れ端をリヤタイヤの右側にあてがう
続いて、用意した木の切れ端、または棒状の物をリヤタイヤの右側(サイドスタンドの逆サイド)にあてがいます。
ポイントは木の切れ端がシャフトの少し上くらいに出るように。
切れ端が長ければ切ってください。もしくは切れ端をもっと傾けてください。
バイクをサイドスタンド側に押し上げて傾ける
ここは慎重に。
切れ端をあてがいながら、もう片方の手でバイクをサイドスタンド方向へさらに傾けます。
私のNinjaではタンデムグリップを上に持ち上げる感じでうまくいきました。
するとサイドスタンドを軸にして、リヤタイヤが持ち上がるはず。
ちょっと見えにくいんですが、リヤタイヤがわずかに浮いています。
リヤタイヤが少し持ち上がったらすかさず木の切れ端をシャフトの下に嚙ませましょう。
すると、サイドスタンドと木の切れ端、前輪の3点で支えられて、リヤタイヤが浮いちゃうんです。
ピントがぼけてますが、後輪上がってる、の図。
これでチェーン掃除が楽になりました。めでたしめでたし。
どんなバイクでもできるわけではない
ここまで読めば、皆さんお持ちのバイクで出来そうか、出来なさそうかはイメージがつくと思います。
重心が低くサイドスタンド側に傾けられないアメリカンタイプのバイクや、サスのストロークが大きいオフ車は難しいでしょう。
それに重量の重いバイクはサイドスタンドへの負担も大きくなりますのでお勧めしません。
私はこの方法で今までトラブルはありませんが、挑戦される際は自己責任でお願いします。
愛車のメンテナンスに金をケチってこかしたらそれこそ最悪。
不安な方はちゃんとしたメンテナンススタンドを買う。これが正解。
よくよく見ると、あんまり高くない。