Pebble timeを一ヶ月使って感じた良い点・悪い点

前回はPebble timeの開封から初期設定までを紹介しました。

Pebble timeを購入して約1ヶ月、仕事&プライベートで出来るだけ使ってみた感想を少々。

Pebble timeの良い点と悪い点をまとめてみました。

 

 

Pebble timeの良いところ

Pebbleの一番の機能である「通知の表示」

この機能だけでもかなり便利です。

メールやLINE、SMSの着信があっても、ポケットやカバンからいちいちスマホを取り出す必要が無いんです。

メッセージ内容がPebbleに表示されます。

しかもあらかじめ返信内容を5個登録でき、Pebbleから返事が出来ます。

もちろんテンプレートも用意されていますので「Yes」「No」など簡単な返信も数秒で可能。

私は『移動中のため後ほど折り返します。』というメッセージを登録し、Pebbleから一報を返信したりしています。

タブレットを常用している方にもオススメです。

常時画面表示である

友人のApple Watchを触らせてもらう機会がありましたが、機能的に残念だったのが時間がすぐに見れないこと。

ワンアクションしないと時間が見れない、というのは腕時計としてどうなの?と疑問が沸きました。

それに比べPebbleは常時画面が表示されています。さすがEインク。

時刻の確認は視線を送ればいいだけ。これでこそ腕時計。

よくレビューで『画面が暗い』との書き込みを良く見ますが、この小さな画面で動画を見るわけでもないでしょう。

通知を読む、時刻を確認する等Pebbleで行うアクションに対してはこの明るさで十分です。

確かにやや暗めですが私は「見づらい」と感じたことは一度もありません

充電がかなり持つ

これがこんなに便利だとは予想外でした。

公式にもバッテリーは最長で7日持つ、と書いてありますがあながち誇大な表現でもありません。

買った当初はアプリを入れては消して、を頻繁に繰り返してしましたがそれでも6日は持ちました。

スマホのような『充電し忘れて不安』という概念が無くなります。

朝Pebble timeを腕に巻き、ふと見ると充電が30%しかない、という状況でも全く慌てる必要はありません。

2~3日の間で空いてる時間に充電すればいいんです。

自転車を始めスポーツとの親和性が高い

自転車通勤を始めて以来、ちょっとした買い物にも自転車を使っています。

自転車では片耳のBluetoothイヤホンで音楽を聴いていますが、曲操作・音量操作が腕時計でできるようになったのは革新的でした。

また、いちいちスマホを出さなくてもPebbleでGoogle mapが見れたりします。

30m防水なので雨でもまったく気にせず使えます。

着信があっても簡単な返信は腕時計で出来ますので、雨の中わざわざバックパックからスマホを出す必要も無くなりました。

バイブが強い

Pebble は音が出ません。

その代わりバイブ機能で知らせてくれます。

このバイブ自体が強力なのか、はたまた手首で振動を感じるからなのか、かなり強烈に振動を感じます。

ただバイブが強いだけでは何のメリットにもなりませんが、アラーム機能を使った際に大きなメリットになります。

音は出ませんが、Pebbleの振動で確実に起きられます。

また、朝早く起きる時など隣で眠る1歳の息子や家族を起こさずに済みます

私は目覚ましはPebbleにすることに決めました。

デジタルガジェットマニアをアピールできる

私にはこれがPebbleをつける理由No.1かもしれません(笑)。

目新しさ、という点ではトークテーマにもなりますし、知っている人が見れば必ず反応があります。

とくにIngressをしている人は興味津津です。

 

 

Pebble timeの悪いところ

ビジネスには向かない

Pebble timeはメタルフレームを使ってはいますが大部分がプラスティックなので「おもちゃ感」があります。

付属のバンドもナイロン製の様でカジュアルシーンには良いですがビジネスシーンではふさわしいとは言えなさそうです。

ビジネス使用と考えるとPebble steelが良でしょう。

LEDバックライトが点きやすい

腕を振る仕草で加速度センサーが反応し、PebbleのLEDバックライトが点灯します。

感度がやや敏感なのか、運転中のハンドル操作程度でも良く点灯します。

少し大きく腕を振った際にも点灯することがあります。

この程度でバッテリーが減る心配は無いのですが、何気ない仕草で点灯してしまうので少しイラっとします。

充電ケーブルの不安

充電はかなり持つのでスマホのようにカバンに充電ケーブルを常備する、なんてことは不要です。

4~5日家に帰らなくてもへっちゃらです。

でもコネクタの形状が特殊なため、もし充電ケーブルを旅先に忘れてきたら、万が一断線してしまったら、そうしたら代替品が容易に手に入らない、と言った不安は常にあります。

メインの腕時計との兼ね合い

ビジネスではクロノグラフ、プライベートではスマートウォッチと言う使い分けを当初は考えていましたが、それは非現実的でした。

プライベートでPebbleを使い着信を腕時計で確認する癖が付いてしまうと、いざ仕事でクロノグラフを付けたときにその機能が無いことに不満を感じます。

かと言って、充電を必要としないクロノグラフなどのいわゆる「普通の腕時計」の圧倒的な手軽さと品の良さも非常に大きな魅力です。

この先、Pebbleとクロノグラフどちらかに使用が偏っていくならと考えると、いずれ私もPebbleを付けなくなる日が来るかもしれません。

Apple Watchを買った多くの人のように。

右手にPebble、左手にクロノグラフなんてことも考えましたが恥ずかしいことこの上ないです。

日本では実力を発揮できない

そもそもPebble自体まだ日本語の正式対応はしていません

クイックスタートガイドも全て英語だし、アプリストアも全て英語。

各アプリの設定ももちろん英語。

有志の方々の努力で、メニューの一部と通知メッセージが日本語になった程度です。

Pebbleには音声認識機能も付いていますが日本語では使えません。

また、Pebbleのアプリに関しても日本ではサービス対象外というものが多々あります。

高機能・高評価なアプリはほとんど有料

誤解しないでほしいのですが、アプリは無料が当たり前なんてことは全く思っておりません。

アプリはきちんと収益化され、開発者に還元されるべきです。

ただ、iPhoneやAndriodのアプリマーケットに比べ、Pebbleは有料アプリの割合が非常に高い、と言うところに不満を感じます。

iPhoneやAndriodのアプリであれば、広告を掲載するなどの方法で無料アプリでも収益を上げることが出来ます。

ですがPebbleの場合、収益を上げるにはアプリを有料にするという方法しかないため、高機能・高評価なアプリはほとんど有料という結果になってしまいます。

このせいで様々なアプリを気軽に試しづらいんです。

 

 

じゃあPebble timeは買った方がいいのか

Pebbleを始めとするスマートウォッチは、生活を今以上に便利にさせてくれるデジタルガジェットであることは間違いありません。

でも既存の腕時計に取って代われるか、と言われるとわたしは”No”です。

あくまでもスマートウォッチは「スマホの延長機能」であって、既存の腕時計の良さにはまだまだ敵わないという印象です。

そもそも「スマホで出来ることはスマホでやればいい、わざわざ腕時計でやる必要はない」と言われればそれまでです。

ですがスマートウォッチ自体まだまだ開発途上です。

今後ビジネス使用にも耐えうる高級スマートウォッチや、スマホの機能をスマートウォッチ単体で実現するものも多く出てくるでしょう。

現時点では「スマートウォッチは買いか?」と言われると、正直に言って一般の方にはオススメしません

デジタルガジェットマニアには是非買いなさい、と言いますが。

それほどまだまだマニア向け商品だな、と言うのが私の感想です。

南方 PC

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