【分解】Ascend Mate7 USBポートを修理する！！

さて、またまた友人からスマホの修理依頼が舞い込んできました。

今回の対象機種は「Huawei Ascend Mate7」です。

かなりの名機種ですね。

症状はＵＳＢポートが壊れて充電できなくなった、とのこと。

充電が出来ないせいで電源がつかず、せめて写真だけでも取り出したい、との要望。

このAscend Mate7、世界的にも販売数が多くパーツも簡単に手に入ります。

なのでデータの取り出しよりも分解してUSBポート部分の修理が手っ取り早い、と言うことになりました。

というか、電源の入らないスマホのデータ取り出しなんてやり方知らないですし。

さっそく修理方法の解説でーす。

と、その前に。

スマホ修理に必要なもの

修理パーツ

これが無ければ修理できません。

私はパーツが手に入らない場合はメルカリなどでジャンク品を買って、ニコイチで修理したりします。

あとは大抵ebayかAliExpressですね。

送料もほとんど無料だし。

精密ドライバー

超必須。これがないとスマホ修理はできません。

ネジが小さいので必ずドライバーが磁石になっているものを選ぶこと。

中には星形のねじを使っているスマホもあるのでこんなのがおススメ。

AC6088A 38in1特殊ドライバーセット トルクス ヘクスローブ 六角棒 Y型 三角ネジ 五角 ペンタローブ プラス マイナス iphone5 アイフォン ハッピーセット コンパクト

posted with amazlet at 16.11.22

アカウント株式会社
売り上げランキング: 980

Amazon.co.jpで詳細を見る

ヘラ、ピック

スマホの裏蓋をはがすのに使います。

最近のスマホはバッテリーが簡単に取り外せないように裏蓋が固く留められている機種がほとんど。

それを剝がすために必要です。

ちなみにスマホ専用のヘラもありますが、私はギターピックで十分だと思います。

欠けたら使い捨てです。

Zacro 13 in 1携帯修理ツール 開腹/分解/交換用ツールキット スマホ/iPhone用

posted with amazlet at 16.11.22

Zacro
売り上げランキング: 612

Amazon.co.jpで詳細を見る

ピンセット

スマホ内部の配線は非常に細いものばかり。

スマホ分解初心者は初めのうちはピンセットを使いましょう。

私は最近は横着して素手でコネクターを外したりしてますが、事故の元です。

ピンセットは絶縁のものがよりベスト。

家にある毛抜きとかでも代用できますよ。

VOMM　絶縁ピンセット (直　22　赤)

posted with amazlet at 16.11.22

DAIKITOOLドットコム
売り上げランキング: 159,267

Amazon.co.jpで詳細を見る

予備のスマホ

あくまでも修理の素人がやる作業。

修理途中にケーブルを切ってしまった！画面を割ってしまった！組み立てたら電源が付かない！
なんてことは実際に起こります。

私も過去何回かやってきました。

修理していたスマホが最悪壊れてもいいように、予備のスマホは準備しておきましょう。

Huawei Ascend Mate7を修理する

前置きが長くなりましたが、いよいよMate7の修理開始です。

こちらが修理する機種。

背面のフィルムが付いています。律儀な持ち主ですね。

まずはスマホ背面カバーの下部、一部外れるようになっている個所を外します。

このように。

あら、よく見るとUSBポート焦げてますね。

内部の基盤は大丈夫でしょうか。

カバーを外す際に引っかかるのでカードスロットも外しておきます。

先ほど外した下部パネルの中にネジが２個あるので外しましょう。

見えづらいですが、赤く囲ったところです。

ネジが外せたら背面カバーを外します。

これが固い！ひたすら固い！

ギターピックでは歯が立たず、マイナスドライバーでこじ開けました。

マネしないでね。

裏蓋が外れたら８割は作業完了したも同然です。

裏蓋が外れたらこんな感じ。

カバー部分にフレキシブルケーブルが付いていますので切らないように気を付けて。

フレキシブルケーブルは本体側で外します。

手で外してもよいですが、ドライバーやピンセットだと確実。

外れました。

これでカバーが完全に分離。

これ、実は外さなくても良かったって気が付いたのは後の話。

いよいよUSBポート部分を取り外します。

写真に見えているフレキシブルケーブルと細くて白いケーブルを外します。

ピンセットで軽くつまんで持ち上げればすぐに外れます。

続いてネジも外します。

ネジは小さいので無くさないように。

いよいよUSBポート部分を取り外します。

ですが、固い！とにかく固い！不安になるほど固い！Mate7って作りがかなり堅牢ですね。

矢印の隙間にマイナスドライバー差し込んで無理やりこじ開けました。

するとこんな部品を取り外すことができます。

これを新品と取り替えます。

USBポートが壊れたもの。

ebayで買った新品パーツ。

もとの場所にはめ込みます。

これも固かった・・・。

ケーブル類も元に戻します。

裏蓋のフレキケーブルも取り付けましょう。

ここまでくればあとはカバーをはめるだけ。

修理完了！！

うまくできたかな？

USBポートをつないでみると・・・。

大成功！！充電されています！

念のため電源をいれて動作不良が起こってないか確認。

起動も操作も問題なしでした！

最後に

Huawei Ascend Mate7の修理は比較的簡単な方でした。

ただ『固い、とにかく固い』と言うのは覚悟してください。

バッテリーパックの交換もほぼ同じ手順でできるのではないでしょうか。

決まり文句ですが、この通りにやってスマホが壊れた、と言われても私は一切責任を（以下省略）。